子宮頚がんとADHD

子宮頚がん円錐切除から癌発覚まで。ADHDの記憶日記

電話での告知

退院して4日、水曜日だったかな?仕事中は携帯見ないんだけど、たまたま電話が何回かかかってたので確認しようと思ったら丁度着信。


数日前に退院した病院からだった。

あれ?何か忘れ物したのかな?

土曜日受診やし、そん時でええのにー。


「もしもしー。」電話の主はドクターから。

「は、はい!」思わず、慌てて膝をロッカーで強打…。すごい青タンが2週間残りましたー。


職場のみんなに笑われながら、電話に出ると


医「実はこないだの切除した物を、病理検査に出した所良くない物が現れまして…。はっきり申し上げますと、癌です。

しかも、上皮癌というものと腺癌というものの2種類が見つかり、ちょっと珍しいけーすになります。

まだ、お若いので早急に治療した方が良いと思われましてまだ正式な検査の結果が出る前にお伝えしております。」

私「は、はあ…。」


え?癌って誰が?私?この私?


ちょ、ちょ、待って。いやいや、意味わからん。

え?円錐形切除したら終わりやったんちゃうの?

しかも中等度異形成やし、取っても取らんでもええ所を潔く男前に取ったのに?癌?


え?レアなケース?いらんしそんなん。


私の住む所には癌センターが無いので、東京か神戸か大阪の病院に紹介状書くのですぐに動くべし。

少なくとも1a2期以上の為、子宮全摘。腺癌と上皮癌の両方なので、放射線か化学療法もしくはその両方。

リンパ節も取るかも。

腺癌は転移の可能性があり、予後が良くない。


などの旨を淡々と優しく教えてくれた。

焦ってる自分と、どっか切り離して遠くから客観的に見てる自分との両方を感じた。


医「今度こられた時にまたお話ししますが、こんな形で電話での告知になって申し訳ありません。」


と、言われた。


職場で電話を取ったもんだから、みんながどーやった?って言うので、聞いたままをそのまま述べた。


若い子達は、ことばを失っていたし、上司は「早く見つかって良かったやん!」って、なんか微妙な空気感になっちゃった。


でも、これからの事を考えたら皆んなに迷惑かけてしまうので早めに言えて良かったのかも知れない。



ただ、ほんとに告知って、ドラマみたいなのを想像するから、泣く暇もなくタイミングも逃した。


家に帰って、「はい、集合!実はなー…」と話したら、長男は早く見つかって良かったやん!次男は複雑な面持ちで「それって手術したら治んの?」と、ツンケンしながら言うてました。次男にはハードだったかもねー。癌ってワードは破壊力あるもんねー。


ちょっと、誰かと検査の結果取り違えてるんちゃうん?と、淡い期待を持っていたこの頃。


どーなるんだろ?